2021年6月23日水曜日

松葉杖

松葉杖と書いて、阪急梅田駅からマクドがある食堂街の奥にある「串カツ松葉」を思い出した。もう10年以上は行ってない。思い返せば20代の後半の頃、僕は定職につかずフラフラしていたが、たまに母の仕事の手伝いで確か高島屋の地下の食品売場で焼売を売り、その帰りに一緒に手伝ってくれた先輩と神戸へ帰る前に阪急梅田の食堂街で一杯飲んで帰ろうかと安い居酒屋探してたら「松葉」を発見した。松葉は立ち飲みで注文した素材を揚げアツアツを食べれる。少しやさぐれたおっさんが熟練したさばきでカツを揚げてくれる。おあいそも、軽く暗算で「えー2500円」と。今もあるのだろうか。そのスタイルを守っているのだろうか。
 
今日から車椅子から松葉杖に。車椅子は座っているから転倒という危険から守られているが、下半身の運動がないぶん内蔵の動きが弱く不便がともなう。松葉杖は少なくとも「歩行」に近い運動になるから、ほんの少しだが社会復帰の第一歩だ。嬉しい。が、俺の性格上というか運命というか癖というか退院するまで絶対一回は転倒して怪我をしそうな予感がもうしてる。もし両足を使えながらの松葉杖ならいざ知らず、左脚は絶対着地してはいけないと年を抑えられている。せっかくのオペが台無しになると。それを思うと大きく転倒したほうがましやなと。少し想像しただけでもブルーだ。
 
今日、レントゲンを撮った。オペ後の途中経過。これを見るだけで足がすくむ。ボルト太すぎる。これはX脚を直す骨切り術の治療。
 
3枚目 そもそも大腿骨壊死から始まった。大森先生、ヒザの裏から骨を取り、ここに新しい骨を入れました。退院したら報告しに行きます。
 
4枚目 今日、3時すぎにリハビリしてたら外は晴れてるのに雨が降り始めた。理学療法士の若いにいちゃんに「狐の嫁入りやな」と言うと、それなんですかと。スマホやLINEやデジタル社会になり確かに便利にはなったが、味のない時代になってはないか。遅くないぞ!7時から「マンガ日本昔ばなし」の常田富士男と市原悦子の再放送を願う。
 
5枚目 今日、松葉杖でわかった事。松葉杖は両腕が松葉杖を使うことによって奪われてしまう。よって自販機の熱い珈琲を持って移動出来ないことに気づいた。今日は自販機の横の流し台で立ちながら飲む。どうするれば珈琲を持って外のテラスで飲めるのか。現時点では100%無理やと思う。