2021年3月29日月曜日

去年の今頃は、元町の店を閉店して明け渡しの掃除をしていた。花見の写真は一枚もない。京都に引っ越したのが四月末やから京都の桜は今年が初めてだ。家のあたりの高瀬川沿いの桜がこんなにも咲いて美しいとは知らなかった。桜の木を見るとたいへん厚みのある太い木。なるほど、かなりの樹齢とみた。それを感じるだけでも花見もグッとくる。そろそろ満開も終わり、桜の花びらが散りきっと高瀬川の水面が桜の花びらで華やかになるのだろう。
 
昨夜は少し雨が降ったみたいだ。昼からお店の中にずーっといるから外の天気がわからない。仕事が終わり大黒湯へ行く道中の宮川町の路地にあるハイツに賃貸の広告が。
 
気になる。

2021年3月19日金曜日

取材

昨日は雑誌の取材だった。
 
バッキーさんとのツーショットを載せてくれる。本当に嬉しい。井上さんのおかげで京都で生きていけてる。いい写真を撮ってくれた。
 
ついでにプロのカメラマンに作りたての餃子の餡の写真をお願いしたが、さすがプロ。美しいな。
 
その夜は、わざわざ神戸から餃子を食べに来てくれた美女2名さん。しかも有休までしてくれて。
 
京都では、まだまだ無名やけどなんとかやっていけそうかな。
 
まあ、俺は味には自信あるがどうやらお店の発信のセンスがなさそうだからおそらく有名店にはならないだろう。歩兵までにはならないやろな。ただ、味ならそこそこいけるんやないかな。味覚はそれぞれある。ただ、僕が美味しいと思う味に共感してくれるお客さんが少しでも増えて欲しい。
 
先日、大黒湯の女将さんに焼き餃子を持って行ったら喜んでくれた。
 
ありがとうやわ。

2021年3月18日木曜日

そこにある京都

お客さんからは、めっちゃ美味いとよく聞くが時短営業やらまだ京都来て1年も過ぎてないとか、少し言い訳みたいなたわ言ゆーてるが損益分岐点から言えばマイナスな売り上げ。いろいろ非難はあるが協力金がなければ一貫の終わりな弱小の餃子屋やけど、こんな困難なんか今まで山盛りしてきたから、普通に楽しく過ごしてます。コロナ後はどうしたら生き延びていけるのか。やはり通販に力を入れて進めていくのか。それには必ず右腕がいる。それをどうしたら見つけることがが出来るのか。店舗展開は?とか、やらなくちゃいけない事がホンマにある。ただ、俺のスタイルだけは守っていこうと。
 
1枚目 京都は僕も引っ越しするまで知らなかったが「水」がいい。よく行く白山湯の水風呂に注がれる水はみんな巨大なペットボトルに汲んで帰るし、バッキーさんの錦市場の漬物屋で使われている水は錦神社の湧水で京都の老舗BARでも使用されてる。僕は店の近くの鰻屋の前にある蛇口からお水を頂いています。柔らかい軟水。飲水は全てこのお水。
 
2枚目 毎夜、大好きな大黒湯に行く道中の宮川町になんとも言えない艶のある提灯が路地を明るくさせている。そうか…祇園は「都おどり」で宮川町は「京おどり」と言うのか。一度見たいな。
 
3枚目 神戸の元スーパーモデルの夏子ちゃんが京都まで餃子屋に来てくれた。さすが元スーパーモデルやから粋やのう。もっこすの生ラーメンというスペシャルなプレゼントやで。カタメンネギ追加で作った。夏子ちゃん、ありがとうやで!
 
4枚目 今日、雑誌の取材でライターがバッキーさんとのツーショットが欲しいとのこと。俺も嬉しいからスマホ渡して、これでも撮ってくれと願う。宝物やで。
 
5枚目 お店の看板はこの俺が汚い字で書いた看板しかない。よくこんな看板だけでやっていけてるわ。ところが不思議とこの看板だけでやっていけてる。中にはこの看板やから味があると言う人もおる。
 
僕は早く新しい看板を作りたい。

2021年3月16日火曜日

時短営業

先週あたりから京都四条河原町の周辺に人が戻りだした。時短営業やから9時にお客さんとさよならして後片付けして10時すぎあたりにお店を出るが、自分が思っている以上にお客さんが来てくれている気がする。京都の知り合いの飲食仲間からの情報によると、まあまあ忙しいようだ。もう、街が静まりかえってたあの頃とは違う。コロナ、どうなっているのだろう。よくわからないね。 
 
1枚目 仕事が終われば大黒湯の毎夜だが、引っ越し先には小さなバスタブがあるので温もりに行く回数が減ってきた。足を思いきり開放させて目を半開きにさせ、うめき声をもらしながら1日の疲れを癒やすことは出来ない家風呂だが1時間ほどバスタブで本を読み缶チューハイを飲み白濁系の入浴剤で温泉気分も悪くない。当たり前やが「風呂上がりが家」はやはり最高やなと。
 
2枚目 先日、その大黒湯にいく道すがらの四条大橋から見える鴨川沿いで愛を語らうアベックたち。俺も10代の頃、夜の須磨の浜や映画館や喫茶店で好きな子とデートしている時は必ずカチカチになっていた。恥ずかしいくらいカチカチに。きっとこいつらも何人かはカチカチやろ。ウラヤマシイ。
 
3枚目 新居の朝。眺める七条鴨川から日が登る。日は東から登り西へ沈む。だからベランダから見える方角は東。どっちでもええが、日の出や日没を見るといつもこの歌が頭に流れる。
「西から登ったお日様は、東へ沈む。これでいいのだ」
 
4枚目 23年前に開業した当初から蒸し鶏を作っていたが京都に来て鳥の仕入れ先が見つからなかったが錦市場の大丸あたりに鳥屋さんを発見したので蒸し鶏をメニューに加えた。
 
5枚目 久しぶりにお洒落リッチマン御用達の雑誌LEONを買って自己啓発している俺は全身ユニクロなう。
 
これでいいのだ…

2021年3月3日水曜日

引越し

サーバーの関係か何かわからないけど日記のアップが出来なくてもはやこれまでとあきらめてたけど、なぜかアップ出来るようになりました。また頑張って書いていきますので、これからもヨロシクです。
 
先日、引越ししました。右も左もわからない京都で六条河原町に住んでましたが、そこからチャリで2分もかからない所に引越しです。六条河原町は四条河原町までチャリで8分、京都駅まで5分とロケーション抜群。梅湯や大黒湯、白山湯もスグでもうこのエリアから離れられません。フレスコも五条大橋にも出来たし、五条から七条までの街は静かで昭和感バリバリ。そのエリアの七条大橋のスグの鴨川沿いのハイツに引っ越しました。新居は鴨川や東山の眺めをフルオープンで見え京都の自然を大満喫出来るビューなんです。鴨川の川の音、鳥のさえずりも心地いい。街の路地にはお地蔵さんがあちこちに点在し、高瀬川も風情あり、京都駅も徒歩圏内なんで言うことなし。1K6万。マジかよ。
 
人生は、なかなか上手くはいかない代表選手の僕ですがお店や住まいの物件なら金メダル級です。神戸の家もスーパー希少物件やし、京都のお店もバッキーさんのおかげで四条河原町の裏寺のたまらなく魅力ある会館で餃子を焼かせてくれてるし、引越し先のハイツもエグいビューやし。
 
天で見守る母に見せたかったなぁ。
 
さあ、餃子を作ります。