2019年11月24日日曜日

食べること

食べることは本当に楽しい。
 
それが美味ければなおさらやし、美味いもんしか食べない。美味いもんを捜しに旅に出たり、それか近場でありそのお店まで行く道のりすら小さい旅になっている。何度もその長いこと通ったお店のマイ定番メニューも、食べては「美味い」と再確認して大満足するし、思い切って初めてくぐった暖簾の奥にたまらん美味いお料理に出会えた感動も、これからの人生に大切なカードの一枚になる。ましてや僕は美味い餃子を作ってお客さんに「今まで食べた餃子で一番美味い」と思ってくれる餃子を作る。たが、人には好みがあるから、なんぼ美味いと思って作った餃子がその人には、なんのインパクトのない餃子の可能性も山ほどあるのは本当に自覚しとかなあかん。一番やとは絶対思ったらアカンが、一番やと思って餃子を焼いている。
 
昨夜、1人の割腹のいい酒の飲みっぷりがストレートで九州から来てくれた紳士な男が一人で5000円ほど使ってくれた。何度も餃子を追加してくれた。忙しかったから話すことは少ししか出来なかったが、その支払い内容だけで僕のお店を満足してくれたのは感じられた。
 
商売冥利につきるし、なにが美味いかを教育してくれた関西弁で言う「おかん」に心の底から感謝してる。
 
ただ、その関西弁で言う「おかん」は舌の教育はしてくれたが金儲けに徹する商売のやり方の教育はイマイチ爪が甘かったな。
 
ちなみにこの写真は、先週の食のラインナップである。

2019年11月19日火曜日

11月はヒマですわ

こないだの日曜日は早く売り切れたので大好きな浦江亭にスタッフと9時すぎには焼肉食べに行ったり、高知から生姜と兵庫の北部からニンニクが届いたり、なんの変化のない11月が過ぎてゆく。
 
嵐の前の静けさ。
 
そんな予感がする。

2019年11月12日火曜日

竜望

息子がバイトしにきた。
 
いろいろあるが、可愛い。
 
息子に絵を描く楽しさを、絵を描くセンスがこいつにあるか、知りたかったからオーパスワンのボトルをテーブルに置いて「これ、描いてみ」と簡単なキャンバスとクレヨン渡し俺は30分ほど風呂入ってたら「出来たよ」という。どれどれと完成した作品を見た。
 
もう少し細かい描写が欲しいと思ったが、力強いシンプルな仕上がりかなと。大切にしよう。
 
わんぱくでもいい
たくましく育って欲しい!
 

2019年11月6日水曜日

井野君

ネオンという響にロマンとか哀愁や大人の夜の香りがする。
 
昔、過去形な話ではないが街の商業用ライトにはネオンが使われていた。街中だけではない。パチンコ屋もここぞとばかりに派手なネオンが輝いてリズミカルに、タッタッタッと順番に光り始めパァーンと全てのネオンライトがフラッシュし、そして全てが消えたその瞬間からまたタッタッタッと光り始まる。街中のパチンコ屋だけではない。ナイトクラブもBARも百貨店も梅田や三宮駅にも夜になると必ずネオンサインが輝いていた。20代の若い頃NYとロスに住んでた時もネオンが輝いてた。あの頃のラスベガスもネオン全盛期だったかもしれない。今はLEDに移りつつあるが、俺的にはネオンにしかない魅力はあると思う。だから20年ちょい前に開業した時にお店の看板には絶対ネオンを使いたいと決めていたのでなけなしの開業資金から確か25万をネオンライトに確保してそのネオンサインのデザインを栄町のBARムーンライトのマスターと考え、ネオン業者をタウンページで見つけてお願いしたのが「カンサイネオン」の井野君。それから何度か移転したがそのネオンをずーっと持ってきて今でも夜になれば僕のお店を輝かせ「今夜も営業してます」とお客さんに知らせてくれている。
 
今、こう書いているうちに、改めて井野君との長いお付き合いに感動しているし、ネオンの良さを再確認している。
 
井野君によると、LEDに街中のライトが移行しつつある今、どうやらネオンの良さや魅力が見なおされ嬉しい事にネオンを必要としている若い人が増えているようだ。井野君から聞いた少しお洒落な話をしよう。日本で普及している赤色のネオンライトはなぜか100%イタリア製らしい。洒落ていると思う。
 
井野君は僕とほぼ同い年。井野君と知り合いお互い50も過ぎた。その20年の月日に井野君は髪の毛がほぼほぼ消滅し俺は、なんの成長もないままの男になってしまった。残ったのは、美味い酒、変わらん女好きのエロ魂、三流の男義。
 
そんな井野君が誕生日に、知ってる人ならこのワインの凄さをわかるだろう。プレゼントしてくれた。
 
かなわんで、ほんまに。