2019年8月23日金曜日

木曜の夜

いつもなら木曜の夜は明日がハナキンやからたいして忙しくはないんやけど、次から次へとお客さんが来てくれた。ヒマやと予想してたからトモと2人体制やったからテンヤワンヤ。しかしそこはベテランのトモやから、まぁなんとかこなせたかな。しかも、昨夜は餃子の皮の調子が良かったのと高知の契約農家さんからとびきりの新鮮な生姜が届いたばかりやったから間違いなく美味かったと思う。
 
そんなバタバタな夜やったが、僕が大好きで尊敬している北野の老舗フレンチ「シェ ローズ」の佐藤シェフが来てくれた。シェフは優しさとユーモアの塊。そやからシェフとお話しする時は本当に楽しい。昨夜もシェフのジョークで爆笑させてもらった。こんな素敵な先輩が、こんな中途半端な俺を相手してくれる。励みになります。
 
2枚目は、仕事が終わってトモとまかないのラーメンたべる。
 
今はJR元町駅のデリカフェの2階でモーニングしながらこれを書いている。オッパイユサユサのオッパイ見ながら書いている。
 
ふと、思い出した。小学生の頃、アグネスラムとピンクレディのミーちゃんと月刊プレイボーイの金髪のオッパイにグッときていた。
 
あの頃から、なにも変わらない俺がいる。
 
 

2019年8月22日木曜日

甲子園

台風10号で高校野球が1日延期になり休みの火曜に甲子園に行くことが出来た。高校野球の甲子園に行くようになって3年目。たまたま甲子園で知り合った人達と甲子園のグループが出来て一気に高校野球ファンになったというより。その甲子園仲間に会うのが楽しみ。お揃いのユニホームを着てな。春と夏にしか会わない仲間。千葉、三重、山口、広島、履正社の野球OB、仕事以外の仲間ってなんかいい。
 
しかし、明商の監督さんはかっこいいと思う。準決勝では負けたが、それをいさぎよく実力不足やと認めまた明日から春に向かい一からやり直しやと。休む間はないと。俺も自分に言い聞かせるわ。試合に負けてから監督さんはジーっとノートを見ていた後ろ姿がかっこいい。常に学習と明日に向かう姿勢。私もそうでありたい。
 
昨夜は、たまたま桂あやめさんがお店に来てくれた。たいそう気に入ってくれたみたいで「新開地に寄席があるからまた来ます」と。
 
不思議と盆明けの水曜やのに金曜なみに忙しかった。サッサと後片付けして大好きな浦江亭に行く。
 
1日1日が本当に大切やなと思う。今日がよくても明日がこけたら意味がない。
 
とにかく、他所にはない味を作る。
 
そのへんの餃子屋と一緒にするなと。
 
プライドを持つ事は、少しはいるやろ。
 

2019年8月19日月曜日

盆が終わる

昨日の日曜で盆が終わる。モチベーションと体力的には台風で中休みがあったのがよかったかな。あれがあったから盆休みの後半戦が気持ちよく働けたかな。昨夜の日曜の夜もひっきりなしにお客さんが来てくれたのも、正直言って奇跡やな。盆のラストの日曜なんかいつもはサッパリやのにな。金は全く足りへんが、お客さんが来てくれた事実は嬉しい。しかし課題は山積みよ。やらなければいけない事がある。過去から学び、過去を忘れ未来を見る。今後、これから必要なのは右腕となる人材やな。一言言えるのは、このままじゃアカンと。このままじゃロレックスのデイトナ一本も買われへんわな。なぜロレックスのデイトナが欲しいか、それは俺の中ではこの時計をもう一度、左手に戻さなければアカンのや。昔、めっちゃ儲かった時に買ったゴールドのデイトナは自分のミスで金に困り質屋に売ってもた。その時、そやな15年ほど前の事やけど質屋のオッサンに買ってもらいその代金もらう時に「いつか必ず取り返すからな」と誓った。この気持ちを大切にしたいから。ゴールドのロレックスがいい趣味やないのは百も承知やが、そんな問題やないねん。もし人生はゲームと言うなら、このゲームには勝たなあかん。大好きな南佳孝の唄で「スローなブキにしてくれ」という歌の歌詞に、人生はゲームと歌っている。もしゲームなら勝たなければな。しかしなかなか難しいわ。
 
今朝の神戸新聞の記事。10代から沖永良部島でカジキ漁一本でやってきた79歳のじいさん。まるでヘミングウェイの「老人と海」やないか。かっこいい。グッとくる。それに比べりゃまだまだ俺なんてクソガキやないか。
 
明日の休みは甲子園の準決勝見に行く。明石商業の応援しにと、春と夏にしか会わない甲子園仲間と会うために。
 

2019年8月16日金曜日

台風で休みにしたので

よーわからん台風やった。広島のほうやったな。各交通機関は完全運休やからどうしょうもないわ。そやからもう水曜日の夜から木曜は休むと決めてた。
 
昼前には近所のスーパー銭湯で前の夜、調子のって飲みすぎたのでアルコールをサウナで出してスッキリしたつもりやのに「アカンわ、今日は一滴もいらん。酒ぬくぞ」と。酒は飲みすぎたらアキマヘンわ。
 
それからホームセンターに行き買い物して、イオンで晩御飯の仕入れして帰宅する。晩御飯は餃子と肉。ステーキ食べたかったのでアメリカビーフが700円くらいやったから買ったけど予想通りスリッパみたいなステーキやったわ。噛み切るのに時間がかかる。やっぱり肉は国産やな。
 
餃子、焼くのがフライパンやからフライパンの形にあわせ円形の餃子に仕上げる。
 
食べながら思ったわ。これを一皿なんぼにするのもありやなと。皮がサクサクでうまい。
 
台風が過ぎ去り、甲子園も中盤戦に突入した。
 
夏の後半が始まる。

2019年8月15日木曜日

台風10号

台風10号がくる影響で交通機関が動かないのでお店を閉めることにする。これだけは仕方ない。
 
1枚目 先日、元町の「鰻 青葉」に久しぶりに行った。僕は母が元町商店街の喫茶店の子やったのと、青葉の娘さんと同じ学校やったので「青葉」は幼少の頃から行っていた。鰻と言えば「青葉」しか食べなかった。そやからもう50年通っている。「青葉」の鰻は甘くて美味い。いつも、蒲焼きか丼か迷うがほぼ丼にする。この日は、「私、鰻が大好きなの」と言うお嬢さんを誘って青葉に行った。お嬢さんはたいそう喜んでくれて誘った私もいいカッコが出来た。美味いお店を知っていると誘った相手も喜ぶし、みんなが喜ぶ。我がの店も、そうありたいわな。
 
2枚目 2年前の夏、甲子園で出会った仲間が毎年お店に来てくれる。そして甲子縁と言う名のグループを作った。甲子園で出会ったご縁という気持ちをグループの名にした。僕はいつも準決勝の火曜に甲子園に行く。その時は、みんなお揃いのユニホームで参戦する。えーおっさんが。
 
3枚目 昨夜は台風前夜でお店が早く終わった。そんな夜はもちろんお約束の「焼肉 浦江亭」でホルモン喰らう。トモと。
 
それから地元に帰り塩屋の立ち飲み屋で調子のって2杯飲み今日はまだ酒が残ってる。カラダがダルい。今日は酒抜くぞ。
 
台風やし、晩御飯は家でなんか作る。

2019年8月12日月曜日

2019年の盆

毎年、お盆は休みなしで働くから、出勤する前の時間と、仕事が終わってからの時間を大切にしないと途中で疲れてしまうわ。そやから、朝は起きてから朝刊と本を数冊持って青空パーキングに停めてる車に行き30分ほど読書タイムを作る。青空パーキングに停めてる車の中は50度から60度くらいの気温やから5分もたてばジンワリ汗が出だし10分も過ぎればサウナみたいにとてつもなく汗がふきだす。昨夜の水分や、一日の溜まった老廃物が体内から出され気持ちいい。それからベランダで腕立て伏せとダンベルで筋トレする。そして浜辺に行き少し泳いで家の風呂に入る。風呂は水風呂。冷たい風呂。そこで身体を冷やして出勤する。そうすると一日中汗がでない。こんな猛暑でもサラサラでいれる。だから朝にドッサリ汗を出す。つまらない事なんかを汗で流してしまえ。どんな事があっても、爽やかにいくぞ!と。発汗が一番のストレス解消なのだ。それから働き、一日が終わり、腹が減っていたらトモと焼肉とビール飲んでカロリーたくわえ、もっこすのラーメン食べてカロリー補充する。餃子屋のおっさんらしいと思う。おおきなオッパイ、ピチピチのケツ、涼しげな日傘、キツめのブラジャーに押し出された贅肉、シャンプーの香り、働いてる女性の眼差し、スマホをたたく細い指、はちきれそうな二の腕、あー仕事頑張ろうと思う。こんな52で大丈夫か。
 
神戸市水道局のパンフレットのモデルに私が選ばれた。カメラマンの構図とシャッターチャンスが完璧やったと思うから、なかなかの写真が出来て嬉しい。
 
毎年夏が来ると、戦争にかかわる小説を読むようにしている。昨年は団鬼六の「生きて還らず」だった。今年は野坂昭如の「火垂るの墓」いつか広島と長崎に行きたい。8月6日と8月9日に。
 
台風10号がこの木曜あたりに来そうだ。どうやら山口あたりが通過しそうやから近畿ではないやろう。大したことないとは思うが電車は止まるやろ。そうなればお店を閉めるわな。これだけは仕方ない。
 
家の前の浜の波が少しだけキツくなり始め出した。

2019年8月8日木曜日

西明石「居酒屋 万安」

さあ、お盆やから18の日曜まで休みなしや。
 
金が山盛りあっても盆やから働く。というのはウソで支払いが山盛りあるから働く。
 
先日の休みは、午前中は近所の打ちっ放しでゴルフの練習したが90%スライスや。グリップなおしてもバックスイング気をつけてもスライス。真っ直ぐは数発だけ。振り遅れなんやろか。でも、ドッサリ汗をかいて気持ちいい。
 
それから太平の湯で、ごっそりサウナと水風呂でカラダスカスカにして大好きな西明石の「居酒屋万安」へ。
 
万安さんは、大将が2カ月ほど休まれてたがようやく復帰してくれてやっと行くことができた。
 
85歳の女将さん。きっちり仕事してくれる大将。こんな居酒屋ないと思う。
 
ビールに冷酒に酎ハイ。
 
居酒屋やから、酒がツルツルすすむ。
 
いつまでもあって欲しいと思う。
 
万安
 
居酒屋は、京都は綾小路の楽庵と西明石の万安だけで充分や。
 
あちこち探すより、この二軒を何回も通う。そしてお店の人と心の盃を何杯もかわす。
 
それでいいと思う。

2019年8月6日火曜日

鰻の青葉

鰻の青葉
 
母の実家が元町商店街5丁目の喫茶店で、父が神戸のちょっとした遊び人やったから、洋食といえば三宮の「エスカルゴ」で中華やったら昔の「蘇州園」と「別館牡丹園」で焼肉やったら尼崎の国道沿いの「川上」で、鰻といえば「青葉」やった。
 
母は、青葉の女将と山手学園の同級生で僕も物心ついた時から鰻といえば「青葉」以外食べたことがなかった。小学生の頃から一番好きな食べ物はと聞かれたら「鰻」やった。鰻は美味い。
 
その「青葉」には別にこれといった理由はないが数年ほど足が遠のいており、そうなると行きにくくなり、行かなあかんと思いながらほったらかしにしていたが、先日、青葉の若旦那が「たまにば来てください」と言葉をいただき本当に久しぶりに青葉の暖簾をくぐった。
 
青葉の家族とは全員仲良しで、数年ぶりでもほとんど親戚みたいな感じで僕の相手をしてくれた。
 
鰻屋に行くと、いつも迷う。二択しかないが答えが出せない。蒲焼きか丼か。蒲焼きならご飯のおかわりが好きなタイミングで好きなご飯の量を自由に調整できるが、丼にすると、焼けた鰻の下に鰻の旨味が染み込んだタレご飯と鰻のブロックの鰻ご飯の長方形のかたまりを食べる幸せと、さあどっちやねんと本当に迷う。
 
この日も、俺はこう決めた。
 
注文を聞かれた瞬間に出てきた言葉で決めようと。
 
「お兄ちゃん、どっちする」
 
「どんぶりでたのんますわ」
 
青葉は関東風やから、ふっくら蒸されて柔らかく炭焼きの焼き目が苦くて美味い。
 
デザートにスイカを出してくれたが僕はスイカが苦手やから「これ、次の人にまわして」と遠慮した。
 
これで、もう何も気にしないで青葉に行ける。
 
次はお盆の時に食べに行こう。
 
幸せが、一つふえた。