滋賀のゲレンデ

　京都に来て友達になった先輩がスキー大好きやと言う。ならば一緒に滑ろと、滋賀の奥伊吹に滑りに来た。バーンはザクザクやけど、ザクザクであろうがサラサラであろうがどっちでもいい。ザクザクはザクザクで楽しみがある。それに、もう暖かいからレストハウスのテラスで春の日差しに当たりながら飲むビールはたまらん美味い。贅沢やね。

ウインタースポーツ離れが著しいと言うが、ここ奥伊吹は若い子でいっぱいだ。身体の重たさに重力をあずけ、雪面を滑走するスピード感の体験は本当に気持ちいい。

今日は雲ひとつない天候の下、ゲレンデのテラスで飲んでいる。

俺は滑るより、この時間のほうに幸せを感じる。来てよかった。

春の訪れ

昨夜はアルコールを抜き大黒湯で週末の疲れを癒やす。宮川筋を抜け左に曲がると大黒湯のネオンが見える。このネオンが見える瞬間、いつこの灯りが消えるのかと思う。女将さんもええ歳やし「機械がわやになるんか、私がわやになるんかわからん」と言う。俺に財産あるなら引き継ぎたいわ。

今朝はアルコール抜いたせいかぐっすり睡眠し、締め切ったカーテンを開けると昨日までの空気とは違って眼下に流れる鴨川も春先の太陽のお陰でキラキラとゆっくり輝いていた。一昨日までは雪がチラついていたのに。いろいろあって今シーズンは満足出来る雪山遊びも出来なかったが、それも人生だと言い聞かせる。来季は余裕ある日々になると思う。正直今は辛いが、今まで蒔いた種がようやくツボミが膨らみ始めたとはっきり自覚している。耐える時期よ。自分で選んだ大好きな京都の街。いつか花を咲かせたい。

京都駅の本屋にて

先日の休日、京都駅に用事ありせっかくやから京都駅あたりを散策する。八条口近くのイオンに画材店があるから足を伸ばしたが閉店していた。おそらく通販で買う人が増え店舗の売り上げが良くなかったとみる。本屋にしろ画材屋にしろ、足を運び現地でこの目で、手で商品に触れてこそわかる事がある。残念。京都駅に戻る途中に都ホテルがありその地下にBARがあるのを都ホテルの入口の案内でそれを知る。ホテルのBARか。よし、と行ってみたらそのBARがとてもレトロで聞けば50年前のスタイルを維持しているとのこと。久しぶりにホテルのBARで時間を過ごした。贅沢な時間。またひとつ、男前になれた気がする。

その帰りに京都駅内の本屋で一冊の本を買った。オテルド三国さんの自伝。俺なんか全く対象外の料理人だが自己啓発には、ね。少しでも生きるヒントが欲しい。

前回の大雪が最後の京都の雪かと思えばこの水曜日もまあまあ降った。こりゃ商売アカンなと諦めてたが週末級に忙しく、絶対ヒマな木曜日も忙しかった。この調子で週末もガッツリいきたい。景気づけにミンミンで餃子を食べる。

美味い餃子を焼く。それ以外ない。

いろいろ知りたい

先日の休日、京都駅に用事ありせっかくやから京都駅あたりを散策する。八条口近くのイオンに画材店があるから足を伸ばしたが閉店していた。おそらく通販で買う人が増え店舗の売り上げが良くなかったとみる。本屋にしろ画材屋にしろ、足を運び現地でこの目で、手で商品に触れてこそわかる事がある。残念。京都駅に戻る途中に都ホテルがありその地下にBARがあるのを都ホテルの入口の案内でそれを知る。ホテルのBARか。よし、と行ってみたらそのBARがとてもレトロで聞けば50年前のスタイルを維持しているとのこと。久しぶりにホテルのBARで時間を過ごした。贅沢な時間。またひとつ、男前になれた気がする。

その帰りに京都駅内の本屋で一冊の本を買った。オテルド三国さんの自伝。俺なんか全く対象外の料理人だが自己啓発には、ね。少しでも生きるヒントが欲しい。

前回の大雪が最後の京都の雪かと思えばこの水曜日もまあまあ降った。こりゃ商売アカンなと諦めてたが週末級に忙しく、絶対ヒマな木曜日も忙しかった。この調子で週末もガッツリいきたい。景気づけにミンミンで餃子を食べる。

美味い餃子を焼く。それ以外ない。

パリ

昨夜は嬉しいかった。

パリ在住のシェフやソムリエやコーディネーターがお店に来てくれた。話が盛り上がって俺をパリに行き、シェフとコラボレーションしてイベントをしようと。今の俺にはそんな余裕なんかないが、もしそれがあれば行きたい。あんな9席しかない窓もない小さな餃子屋からしたら夢のような話だ。パリのマルシェで食材を買いフランス人相手に餃子を焼く。

まあ、無理なんでインスタでパリやマルシェなどを見て夢だけだが、想像だけは無料だから楽しむ事にしよう。ただ、そんなお誘いがあった。その事実が嬉しい。人生一度きりだし、それがなにかのチャンスかもしれない。チャンスをつかむか、逃してしまうか。そんな事を考えてると、きっと何かが起きる。

とりあえず今日一日、美味しい餃子を作る。

カレー

横着ではないが、自炊でカレーをよく作ります。僕のカレーは簡単で具材はジャガイモ、ニンジン、タマネギ、ニンニク。野菜はザクザクと大きめに刻み、お肉はスーパーでスペアリブと手羽先を使います。ルーは辛口で適当に選びますが最近は「蜂カレー」ってやつを使います。これがなかなか美味い。

よくタマネギを茶色まで炒めるやり方もありますが僕はタマネギをホクホク食べたいから炒めません。煮る作戦です。ジャガイモは最後に入れ溶けないようにします。要はカレーの野菜をホクホク食べたい。それからよくカレーは次の日が美味いと言いますが僕は作りたてが一番美味しいと思います。お鍋パンパンにカレーを作るから4日ほどカレーが続きますので、作りたての熱々カレーを食べるともう次の日には飽きてくる。もう4日目なんか美味しくありません。義務的にもったいないから食べてるだけ。なんとか4日間毎日カレーを食べるともうカレーすら見たくなくなる。

それでも、また久しぶりにカレーを作る。節約とカレーを作っている時間がまあまあ好きだから。無心になれる。カレー作りは。

ちなみにカレーのご飯は、サラサラよりしっとりした熱々のご飯が大好きです。

街の灯りから力をもらう

先日、京都駅から自宅へ帰る土地にあるドーミーインというホテルの灯りから生きる力をもらった。

このホテルはまあまあ巨大で僕が京都に引っ越してから完成された。もちろんコロナ禍やったから完成当初からホテルの客室の窓は一つも灯がついてなく真っ暗だった。これは大変やな、毎日ナンボの赤字なんやろかと俺の生活とは全く関係ないが気にはしていた。同じ商売人として。それが先日、京都駅から帰る際にドーミーインの窓にはお客さんが中にいてる証としてたくさんの灯りがついていた。火曜にもかかわらずだ。京都に観光さんがたくさん来ている証拠。まだ冬の寒い時期の平日やのに。

頑張ろと、力を街灯からもらう。