2021年9月20日月曜日

海のある暮らし

連休中に息子と遊ぶつもりが、ふられてしまい全く用事のない2日となった。カメラを持って漁港に行ったり浜でビール飲みながら文庫本読んだりタイガースがボロ負けして元気がなくなり安ワイン飲んで全てを忘れることにした。
 
それでも振り返れば、台風一過の爽やかな、もしまだ夏の終わりと言えるなら、誰もいない家の下の浜辺でバスタオルひいて、身体が熱くなれば海に入り少し泳いで身体を冷やす。部屋に帰れば冷えた白ワイン飲んでボサノバ流してただ夕日を眺めて漁港まで散歩する。こんな時間を過ごせる。お金はないが静かな贅沢に、時と時の間に生きてる満足感に今年の夏の思い出、最後の章となった。やっぱり夏って特別な季節なんだなと。
 
なんなんだろう。この感覚は。
 
そうだ。小学時代の夏休みのラスト10日の、寂しさと悲しみと、これから始まる重たい気持ちが交差するあの頃と全く同じなんだなと。
 
仕事スイッチまで、もう少しだ。
 
垂水の昭和喫茶にて。

2021年9月17日金曜日

カレー野朗

緊急宣言により、休業してる。おそらく今回が最後になると思う。もう感染者が増えようが休業要請はしないだろう。9末で終わり。その後は酒類は大丈夫で閉店9時となり年末には規制はなくなると思う。逆に言えば、こうやってのんきに休めるのも今のうち。仕事が始まれば神戸には帰れないから、なるだけ神戸に暮らすようにしている。家は広いし海は目の前やし駅前の魚屋や美味い肉屋もある。太平の湯というスーパー銭湯もある。ひきこもりには持ってこいだ。こないだなんか、魚屋で太刀魚の刺身と鱧の湯引きを買いアテで飲んでたら調子乗ってしまい冷凍庫で冷やしたウイスキーのストレートを何杯か飲み次の日は一滴も飲めなかった。ところが一日お酒抜くと次の日は安心して飲める。そんな繰り返し。
 
1枚目 塩屋の一駅西の垂水に毎日のように行っている。塩屋駅前にあったコンビニが閉店し新聞すら買えない街となったので垂水まで新聞を読みに喫茶店に行く日々。昭和喫茶ブラジルへ。
 
2枚目 塩屋にある唯一の肉屋さん。自家製焼豚がたまらん美味い。
 
3枚目 僕の場合、カレーの野菜はニンジン、玉ねぎ、じゃがいも、ニンニクどっさりでお肉はカレー用の牛肉にスジ肉を10分ボイルして細かくきざみ煮込み最後にじゃがいもを入れる。じゃがいもはスプーンでじゃがいもの塊を食べたいから。隠し味は醤油とドロソースと焼肉のタレとビールを入れる。
 
4枚目 こんな感じ。
 
5枚目 その昭和喫茶ブラジルの道筋にこれまた昭和系の激安理髪店を見つけた。何度もその理髪店の前を通り過ぎて、ようやく決心して入ったら、いわゆる「関西のおばちゃん」がサクサクっとバリカンしてくれた。神戸に帰ったら西明石のヤング理容と決まっているが浮気してもた。
 
もう、垂水と塩屋のみの生活。それに満足している。
 

2021年9月4日土曜日

9月の雨

9月に入り雨や雲で暑かった夏のそれはもう終わり季節が変わっていく。いや、今年の夏はそんなに暑くはなかった気がする。
 
若い頃の季節感は「暑い」か「寒い」「晴れ」や雨など、ザックリと感じなかったが50も越すと日々の移ろいを探すのが日常になってきた。感じるのはその日の風や湿度や夕方の日差しでそう感じるようになってきた。もちろんこれからの残暑は強烈なのはわかってはいるが、日の沈みは確実に早くなってきている。
 
退院してから、一日が終わりベッドに入って寝ようとしても膝の痛みがうずき睡眠薬を飲まないと寝れないが、どうやらそれがなくなりつつある。まだ時折ズキズキくるがあの頃に比べたらだいぶんましに。よしよしだ。(まだ睡眠薬とロキソニンは手放せないが)だから、もうそろそろ仕事を始めたい。しかし、正直言うと、仕事を始めるタイミングがわからない。緊急宣言もあるし、お店を開けてお客さんが来てくれるかやからない。もちろん酒類は出さないが、果たしてお茶と餃子って大丈夫かと不安が先に立つ。ただ、自分で言うのもなんだが、自分の餃子を早く食べたい。餃子とビールと漬物のコンビネーションで23年間作り上げた自分の餃子の味を確認したい。完璧の餃子を焼きたい。
 
1枚目 退院したての神戸べったりの生活から少しずつ京都にシフトを変え始めだしている。裏寺のお店に行き換気扇を回し空気を入れ替え掃除し、会館の階段の雑巾掛けし錦市場の漬物屋に行ったり藤井大丸や京都信用金庫本店にあるスタバで時間潰したり祇園四条から京阪で家がある七条京阪まで通ったり、大黒湯やらこれからお世話になる出町柳の整形外科に行ったりと、また京都の暮らしがボチボチとはじまり出した。
 
2枚目 それでも、仕事が始まれば滅多に神戸には帰れないから、今しかないのでなるだけ塩屋には帰るようにしている。塩屋に帰れば垂水の喫茶店「ブラジル」で読書したりブログ書いたりする時間を大切にしている。この日は初めてランチをいただく。喫茶店は本来なら珈琲なんだが昭和喫茶のランチは異常にワクワクする。初めてなので一番人気のブラジル定食を。俺は洋食の定食のご飯に塩を振る。サンドイッチに上からサラサラっと塩を振るのもイケる。
 
3枚目 神戸に帰ったら行かなアカンと決めていたので雨の中、阪急春日野道から徒歩10分にある大安亭市場の山倉精肉店に行く。その前にスーパー久しぶりに春日野道駅下のお好み焼き「ひかり」でスジ焼きを。高校時代に付き合ってた彼女やパチンコで勝利したら行ってたお好み焼き屋。水分が多めの柔らかいお好み焼き。相変わらずクーラーキツイ。
 
4枚目 山倉精肉店は小学生時代の同級生のひろちゃんの精肉店で開業当初からの取引先で今でもミンチをここから冷凍で京都まで宅急便だ。ひろちゃんは、昔の神戸の人間ならご存知「八代高校」出身。今で言う神戸国際。あの頃の八代ゆーたら、もう…
 
5枚目 大黒湯の脱衣所においてる新聞は毎日の夕刊。先日、それをペラペラ読んでいたら郷ひろみの記事が。なぜか2021年夏のテーマソングの一曲が、郷ひろみの「ハリウッドスキャンダル」やった。生きるとは努力すること。俺、頑張る。
 
作詞 阿木燿子
作曲 都倉俊一
 
俺 爪の先まで びっしりびっしり
惚れていたのさ
 
愛して別れる繰り返し
涙のミラーボール
 
君 髪の芯まで びっしりびっしり
女だったよ
 
昭和の歌は美しい。喫茶ブラジルで郷ひろみを聞いて共感できる、胸の大きなモデル級な美女と、チラチラそのはち切れそうな、隠しきれないオッパイをさりげなくチラ見しながら甘いホットコーヒーを飲みたい。