2018年8月14日火曜日

日記

1枚目 この猛暑でお店の植木が枯れてしまい、ちゃんとケアしていなかったのかと反省と後悔でブルーやったのは数日で、その枯れた小枝から新芽が吹いて来た。もしかして、木々がわざと葉を落として生き延びる術やったのか…
 
2枚目 先日、京都から名神を飛ばして餃子20人前をコンスタントに来てくれるお客さん。いつも「早く京都に来てください」と、言ってくれる。ロケーション1発やから、ロケーションは慎重にと。心強い。
 
3枚目 今朝、出勤の電車の車窓から。夏のエネルギーを感じるが暑すぎてなんの風情も感じない。夏の夕方のヒグラシの鳴き声、近くの山に遊びに行き小川で泳ぐと水が冷たくてくちびるがムラサキとか、扇風機にあたりながらの昼寝とか、そんな夏が懐かしく思う。
 
4枚目 人生初の海鮮丼。もひとつやね。
 
お盆は休みなし。
 
自分に甘い、大雑把、はっきりと物を言うのが苦手、中途半端な優しさ、街中では女ばかり見ている、女の胸と尻が好き、酒が弱い…
 
マジで落ち込む時がある。
 
そんなブルーなモードでも、前から来る女を見ている。
 
さあ、今日は最高の笑顔で働こう。

2018年8月2日木曜日

別館牡丹園

先日、炒飯と香港麺を学びたい、やはり他店のスキルを学びたいと、ここは神戸の中華の最高峰。誰もが認める「別館牡丹園」に昼の時間に食べに行った。別館牡丹園のオーナーと言うか大将と言うか総料理長と言うか、一番の偉いさんとは昔からの知り合いで、僕の母からの付き合い。そやから道で会っても「大将!まいど!」「お前、最近どないや?」の大先輩。この日も別館牡丹園におじゃましよったら偶然大将が店から出よったときに遭遇したから「お前、食べに来たんか?」「はい、今日は炒飯とネギのあえ麺勉強しに来ました」
 
「お前、そこ座っとけ」
 
と、相方とテーブルに座って炒飯とネギのあえ麺を注文した。
 
そしたら大将が、僕のテーブルのそばに立ち、僕の母の話を永遠にする。お前かオカンはえぐいオカンやってんぞ。から、そやからお前はその遺伝子あるからお前も普通やないから、大将の料理に対する考え方からありとあらゆるお話をさせてくれた。
 
大将は「ゆーとくけど、俺は客席の横で立って話することなんかあらへんねんぞ。絶対にな。お前やからやぞ」 「ほんなら食べ終わったら厨房入れや。炒飯の作り方、見せたるわ。こんなん絶対せーへんからな。俺らの秘密みせるなんてありえへんからな」
 
僕は、本当に見てえーんやろか?
僕みたいなんに、なんで見せてくれるねん?
 
正直、嬉しかったし、それより大将の気持ちがたまらなかった。俺なんかに…
 
厨房に入ると調理人たちが威勢よく気持ちいい声で挨拶してくれた。教えてくれたのは大将の息子さん。「ほな、いきますよ」
 
息子さんは、炒飯をゆっくりと実況中継しながら教えてくれた。
 
それからテーブルにもどら大将は僕の炒飯に対する質問に全て丁寧に答えてくれた。
 
別館牡丹園のあえ麺にはもちろんオイスターソースを使うのだがその別館牡丹園のオイスターソースを小皿に少し乗せて持ってきてくれ「ちょっと舐めてみい」と。「このオイスターソースは俺らがカキのシーズンきたら広島の契約しとる養殖の牡蠣の漁師からどっさり買ってその牡蠣の状態を把握してその年の一年分つくるねん。自家製のカキオイルつくるの別館牡丹園だけちゃうか?」
 
それから「お前、蒸し鶏、どないして作るねん」「こうこうこうするんです」「アホか!こないするんや!」と、別館牡丹園の蒸し鶏の作り方まで教えてくれた。
 
「お前、いつでもわからんよーになったらウチの厨房こいよ」
 
別館の大将、感謝の言葉見つからへんし、俺も口下手やから、「大将、ホンマにありがとう」しか言えなかったが、俺も52。大将の気持ち、わかるつもりでいる。その意味、受け止めて、お返しをせなアカンのもわかる。でも、この大将の気持ち、嬉しすぎる。
 
ありがとう、しか言えなかったが、なにをせなあかんかを、いま一度、整理して考えるよ。
 
「えーか、本物になるねんぞ」
 
この言葉が、俺の血になってきた。
 
ありがとう!