2021年11月24日水曜日

冬の訪れ

季節はこの2日前の夕方から急に冬のそれに様変わりした。一昨日の昼間の気温は高く狭い店舗は蒸し暑く少しクーラーを入れたくらいだったのに夜になるとそのクーラーの冷気が寒くなってきた。街の灯りに照らされた鴨川も冷たい銀色と人気の少ない四条大橋が寒く冬の訪れが身に染みる。だが火曜日の祝日のせいか有給を取れば4連休の京都にはコロナの感染者の明らかな減少のせいだろう、四条河原町や嵐山あたりには凄い数の観光客が来ていたらしい。その余波のおかげだろう。僕のお店もほぼ見知らぬお客さんが来てくれ売り上げも上々。ヨシヨシだ。と思えば昨夜の連休最終日は火曜日は定休日だが今日は来ると確信し仕込みも多めに仕上げ、開店時間を早めにしガッホリ稼ごうとしたが結局来てくれたのは数名のみ。まだまだ実力不足。美味い餃子を作り続けるのみ。お商売はお客さんの口コミが1番。それを信じる。
 
1枚目 ホームセンターのコーナンで買った900円のブルーベリーがまさかの紅葉となった。嵐山に行かなくても、紅葉はこの一本で大満足。
 
2枚目 寒くなるとさらに銭湯の温もりを異常に求める。夏は暑いから水風呂で身体をマックス冷やして風呂上がりにするが、先日から熱い湯船でホカホカにして上がるようになってきた。気温が下がってきたのだ。湯船にガッツリ浸かりのぼせそうになったとしても帰りのチャリで夜風にあたり帰宅すると身体は寒くなり、結局ストーブに火を入れる。
 
3枚目 ちょうど1週間前、京都の部屋にある夏服とこれから必要となる冬服の入れ替えに塩屋に帰った。あの頃はまだ半袖でだった。京都の部屋は狭いクローゼットがあるだけ。寒い京都。コートやマフラーがいる。神戸を離れてこそわかる地元塩屋の海のある暮らし。
 
4枚目 昨夜はさっさと店じまい。帰宅した時間が早かったのか部屋のベランダからこんなにも幻想的な眺めに出会えるとは。清水寺から発する光線のバックに光る満月のような月とのランデブー。
 
5枚目 賄いの自分で作った餃子とハイボールに藤井大丸地下で購入したお造り。後片付け終わってからやから餃子は冷たいがそれでも美味い。
 
さあ、これ食うて宮川町抜けて大黒湯行こ。
 
京都に、来てよかった。

2021年11月9日火曜日

乾杯を積み重ねると

昔、矢沢永吉がインタビューでお酒の飲み方についてこう言っていた。
 
「僕のお酒の飲み方は、記憶がなくなるまで飲むんです」
 
なんかかっこいい。それからその記憶がなくなるまで飲むんですと。忘れられられないフレーズになってもたがな。それは矢沢永吉が言うからかっこいいんで、その酒に酔い酒に同化している永ちゃんやからしびれるが、こんなヘナチョコな古屋泰三が酔っていてもなんの絵にもならんわな。と、言うほどベロベロが3回もこの2週間にもしてもた。
 
一回目は、お店でお客さんから一杯どうぞから始まり先斗町のBARでブランデーの水割りを飲んで撃沈。
 
2回目は、長野の松本在住のGカップの元着物モデルと綾小路の居酒屋割烹「楽庵」で冷酒2杯で撃沈。その後、酔いにまかして祇園の街の宝「IKKOさん」のBARでビールや水割りでフラフラに。
 
3回目は、金曜日の夜に神戸から寺が遊びに来てお店で飲み、その後むかいのスナック「ぴよこの部屋」で郷ひろみのハリウッドスキャンダルを歌い、大黒湯で湯に浸かりさらに酔いが回り千鳥足で帰る。
 
なぜ、こんなに飲んでしまうかを考える。たぶん仕事に復帰して気持ちがある意味楽になりグラスを上げ下げしたか、理由はないが心がリラックスしているかだ。だが、こんな時こそ大事件がおきつならない時間を過ごす事になる。薄くでもいいから自己啓発ゾーンに入るべきだ。かなりハードルは高いが紳士を目指そう。
 
1枚目 今朝の高瀬川。落ち葉が高瀬川に光を当てている。美しい。その半面、誰が落ち葉を掃除するのか気になる。
 
2枚目 道端のコンクリートの隅っこにある苔を採取して鉢に並べて水をやり一枚の苔に仕上げる。ただ苔だけ。苔の魅力ってなんだろう。ただ見てるだけ。その時間が大好きだ。
 
3枚目 酔いすぎた楽庵のスタートの一枚。その後の冷酒が美味すぎた。
 
4枚目 お店の電光看板のデザインを思案。レトロに仕上げるぞ。薄皮という一句は絶対つかいたい。
 
5枚目 モノクロにしてみた。モノクロの被写体にはドラマがないとつまらない一枚になるがそれほど難しい。でも、まあいいっか。