2024年2月9日金曜日

白いTシャツにリーバイス

中年のオッサンになると服装にその人の生き方が現れると思う。

完璧なオシャレ、金の匂いがプンプンするオシャレ、季節の気温に合わせただけのオシャレ、ユニクロやノースフェイスでまとめたオシャレ。俺もお金があればオシャレしたいがついユニクロでなんとかまとめてしまう。ダサい俺。いつかお金に余裕があればオシャレしたいなと思うが本当に服が好きならお金がなくてもそれなりにオシャレを楽しめるのだろう。それすらしない俺。しかも俺は昔の雑誌ポパイで育った世代やから1番かっこいいオシャレは白いTシャツにリーバイスの色褪せたジーパンやと今だに思っている。その時が来たとき、少し日焼けした肌に嫌味のない筋肉が胸と腕にまとわり、そのセクシーな身体からは薄くタクティクスのシャワーコロンにつつまれ優しくオンナをいわす。

いくら完璧なオシャレでも裸になったとき、たよりない体ではアカン。そんな30年前の底辺な考えがある俺。

それでも少しはオシャレしたい。先日、ホンマに久しぶりにユニクロ以外の服を買った。お店からすぐの四条河原町にあるZARAのショーウィンドウに飾っていたマネキンのコーディネートに心が惹かれ、それを写メしてそのままZARAに入り3階メンズコーナーに行き、先ほど写メした携帯を見せ「何も考えずこのまま全てください」と伝えた。

そしてZARAのにいちゃんに「今日からユニクロを卒業してZARAと契約する。ユニクロは下着と靴下だけにします」と宣言した。ZARAのオシャレなにいちゃんは「僕に任せてください!」と言ってくれた。嬉しい。

このコーディネートで春先に、丹波あたりの手打ち蕎麦屋、千本の焼肉「江畑」、御所西の「サルティバンコ」あたりで胸がパンパンにふくらんだお色気ピンクなドキドキするミセスと白ワインを飲むのが57歳の男の夢。セーターの下から少しだけシャツを出すんやな。ヨシヨシ。

こんな事を考えているから、俺は出世しない。