2023年11月20日月曜日

仕事を忘れる旅  その2

新快速に乗り三宮で下車。普通に乗り換え元町へ。駅降りてスグのデリカフェでとりあえず座りたい。2階のいつもの席でゆっくりしたい。いつもならこの2階から眼下に行き交う女性を見ながら幸せになっていたが今日はそんな気分はなくただ、ボーっとしてコーヒーとドーナツで夕方になりつつある元町駅を眺める。

俺は高校時代、学校をサボってばかりだった。学校をサボる行為が大好きだった。毎日、家を出て学校には向かっていたが学校には行かず学校近くの喫茶店や須磨の浜に行って何かから解放された自由な時間が大好きだった。今日も57の男が根性に負けサボっている。そやからサボりが大好きやから俺の出世は遅れている。ここは父と母の遺伝子のせいにしよう。俺の両親はぶっ飛んだ両親だった。

デリカフェを出て駅前の餃子屋の赤萬がある交差点に出た。あの頃、元町でお店している時に仕事が終わり酒でゴキゲンになったら焼肉屋やのに飲むだけで行っていた駅前の焼肉屋「アカツキ」のアコちゃんに会いに行った。アコちゃんは仕込みしながら俺の下品な話に爆笑してくれ「あー俺には帰れる神戸の街があるねんな」と思うと神戸を離れ京都に引っ越してよかったと感じた。離れないと見えない事もある。

それから、昼の元町来たし元町でお店している時にワインを買っていたワイン屋の「ジェロボアム」の安藤さんに会いに行くことにした。