2019年10月24日木曜日

錦市場

昨日は楽しかった。
 
京都は錦市場にある漬物屋の大将バッキー井上さんがされてる錦市場すぐそばの立ち飲み酒場がリニューアルしてバッキーさんから「見にきてーな」と連絡あり行ってきた。
 
行く前に、かなり疲れが溜まってたから阪急十三駅で下車してマッサージ屋に入り首から腰から肩から1時間もんでもらう。寝違いなんかんからんが首が回らんのや。落語のオチやないが、あっちも首が回らん。
 
で、十三から烏丸まで阪急。烏丸で下車して少し時間があったから迷わず錦市場スグソバにある錦湯(銭湯)で1時間ゆっくりした。しかし銭湯で1時間も身体を休めるとホンマに生き返る。ドッサリと銭湯で発汗する。錦湯はサウナはないがそれでもかまわない。昔、中学生の頃ツレと近所の銭湯に週に三回は行ってた。サウナなんかはなかった。逆にサウナに気を取られず湯船に浸かるだけという銭湯本来の楽しみを思い出した。錦湯はラッキーなことに水風呂があるので湯船で身体を熱々にして風呂水風呂に入り電気風呂でビリビリさせて水風呂に入るの繰り返し。ストレス解消ゆーたらこのこと。風呂上り、外に出ると生まれ変わったように身体がスッキリすると言うわけだ。生き返った。さあ、飲むぞ、と。
 
リニューアルされたバッキーさんのお店は斬新なスタイル。お店の右側はレデースが接客担当。左側が男性が調理する。遊び心がギュッと。リニューアルやから身内だけの集まりやったが、京都の大人の遊び人が集いみんな飲んで楽しまれてた。しかもこの夜は「金はいらん。飲んでくれ」のバッキーさん。そしてバッキーさんの相方の、私の師匠の江さんももちろん参戦されて、グラスの上げ下げが止まらんわ。俺はバッキーさんの手下やからもちろん仕事着は持参して邪魔のならんようにお手伝いした。よそさんの仕事場に入るのはよくないのは百も承知。だけど、京都の錦市場の酒場で、そのカウンターで店の内側になってみたい。だから神戸を出る時、調理服にアイロンをかけていたという次第だったのだ。バッキーさんに、実は今夜お店が忙しかったら皿洗いでもしたいから調理服を持ってきました。と、伝えると「はよ着ろ、はよ着ろ、おもろいやんけ」と。せっかく持ってきたが、やっぱりやめとくわ。なんて言うとまわりで飲んでる連中が「はよ着ーよ。なにしに持ってきたん」と背中を押された。実は俺はこの瞬間を待っていたのだ。調理服に着替え店内の左側の鉄板焼きのコーナーに進み焼きそばを作る。餃子は毎日焼いてるけど鉄板焼きは初めてやから勝手がわからん。それでもビール飲みながらワイン飲みながらカチャカチャ鉄板焼きのコテで焼きそば仕上げた。
 
生まれも育ちも祇園ど真ん中の品の塊な紳士。
丁寧な人柄のBARのマスター。
なんの職業かわからんあやしげなおっさん。
オモロイ飲食店のオーナー。
 
ごちゃ混ぜの楽しい夜やった。
 
やっぱり外に出てて、知らない人と知り合う。
 
大切やなと。