2019年2月5日火曜日

感謝

僕は、餃子を作るのが仕事やから一応、料理人のはしくれやから自分では自分のことを料理人と思っている。ところがみなは僕の事を「マスター」と呼ぶ。なんでやろか。マスターはバーテンダーのイメージがある。酒を作る人がマスターで料理人はマスターとは違うと思うけど、よくマスターと呼ばれるが、まあ気にはしてないし、マスターなんやろ。和食や鮨屋さんなら大将。たまに「大将」と、呼ばれるが自分では「大将」っぽくはないなと。そんなに、ガツンとしたオーラはさらさらないし、僕はそんなに力強くないわ。そして西洋料理は「シェフ」になる。
 
その西洋料理でも、シェフは特別の、格上の唯一無二の、1つ上の地位というか、なんかかっこいい。
 
先日、大好きな料理人の大先輩の「シェ ローズ」のシェフがお店に来てくれた。佐藤さんは凄いシェフやのに、優しくてユーモアたっぷりで繊細で常にまわりを明るくしてくれる素敵な先輩。
 
素敵とはなんだろう
 
素敵とは、その個体がなく色もなく目には見えない。ただ、イメージや空気や「感じ」だけでこっちが勝手に思う一方的に思う事。相手がどう思おうとかまわない。素直に、いーなぁと。
 
その、「素敵」と「シェフ」が交わり「素敵なシェフ」が、佐藤さん。
 
そんな佐藤さんが、水野屋のコロッケの水野さんを連れて来てくれた。僕は水野さんにいろんな質問してはたくさん学びをいただいた。水野屋のコロッケ、餃子の古屋、同じ単品商売やからヒントが山盛りあるから。水野屋のコロッケはオーダーごとにコロッケを揚げる。こっちは包んで焼く。あのオレンジの配送車を見るたびに羨ましく思っている。
 
そんな、僕が会いたい人をさりげなく紹介まで気配りしてくださる佐藤さん。
 
素敵なシェフとは、決して料理だけを作る人ではなく、その人となりまでが優しさに満ち溢れているんだなぁと。
 
俺はまだまだアカンなぁ。
 
ちなみに今夜、定休日やけどお店、開けてます。
良かったら、乾杯しましょう!