2020年5月15日金曜日

移転、第四コーナー

今はコロナで場外馬券に行かれないが、大好きな競馬で例えると第四コーナー通過して開店ゴールまでもう少し。もっと競馬的に例えるならば9R「裏寺特別」が終わろうとしている。その先は10Rがありメインレースがあり、いずれG1もあり、年末の有馬記念も待っている。休む間はないのだ。
 
内装の工事もほぼ終わり五条の家に山積みされたダンボールの箱を裏寺のお店に運んだ。これからは荷物をばらして整理して、配置考えて、次は営業許可書を申請しに役所に行き、食材を発注して試食して一番大切なギョーザの味を確認して、仮オープンして、ガチのオープンの運びとなるが、いかんせんこのコロナ。しかも知り合いほぼないこの街ではお世辞抜きで誰もこない。大切なのは現実をしっかり見てアホみたいな夢なんか考えず、日々美味しいギョーザ焼いて1日を終えてお店でビール飲んで帰りに銭湯よってひと風呂浴びて帰宅して本でも読んで、エッチなこと考えて寝て起きる。その繰り返し。悪くないよ。高瀬川がある。鴨川もある。この時代なら合格やで。まあ、ギョーザ焼くほどお客さんがこなかったら終わりやから、この先マジでヤバイと思う。危機感は満載やで。融資の資金も尽きるのも想定内やし、借りたら返さなアカン。恐ろし。
 
昨夜、シャワーしてたらミサンガが切れた。
 
53の男が、えー歳こいて足首にミサンガをくくりつけ、遊び人気取りしてるカスみたいな大人やけど、一年以上前にミサンガをつけた。ミサンガは切れたら不孝やなしに、切れたら幸せになるというブラジルかどっかのおまじない。俺もそんな幸せにすがりたい気持ちから覚えてない昔にミサンガをつけたがまさか切れたらタイミングがこの今か、と思う。
 
鰻と焼肉とカキフライとFカップとムチムチと寺社仏閣と矢沢永吉と志賀高原とスノーボードが大好きな単純なギョーザ屋のおっさんが、何かを願いくくりつけたミサンガが切れて幸せになれるおまじないが昨夜に完結された。幸せが訪れるのだ。
 
本気でミサンガを信じる。