2017年12月6日水曜日

クリスマス

昨夜、早めのクリスマスをした。
 
12月のラスト二週は休みなしで営業するつもりやから早めにしようと。
 
仕入先の元町のワインショップ「ジェロボアムの安藤さんに、安藤さんが大好きなお店は?と、うかがうと「ハンズ近くのソンヒィルトルです」と教えてくれた。リーズナブルでとても丁寧なお仕事されてますと。マスター1人でされてます。ぜひ行ってみてください。ふだんはうどんや定食ばかりの食生活。これじゃまともな料理つくれないし自己啓発出来ない。だらしないおっさんに向かって歩いている。時にはナイフとフォークしなきゃと。辛い時こそ胸を張り堂々と歩くのだ。金に困ってないオーラを身にまとうのだ。ソンヒィルトルさんに予約の電話を入れたらなんと驚いたことに「古屋さんのお店に行ったことありますよ」と。嬉しい!
 
ソンヒィルトルさんは、カウンター一本のシンプルなスタイル。照明もソフトでお店に流れるサウンドがとてもクールで大好きなふた昔前のJAZZやボッサがセレクトされていた。お料理はもちろん抜群でマスターの前に出ないトークが心地いい。お商売の話、今までの料理のマイストーリーをお互い話してとてもいい時間を過ごすことが出来た。また、頑張ろうと。ちゃんとした仕事をしようと。素晴らしい尊敬できる料理の仲間が出来たと。
 
それから、京都に向かった。
 
それは、ただ神戸から離れたかったし京都の都ホテルのバーでジントニックを飲みたかったから。
 
京都大丸あたりに用事があり錦市場あたりを散策する。新しく餃子専門店が出来ていた。外観もメニュー構成もオレにはなんの魅力も感じられない。オレならこーする。それから時間がありジュンク堂に入り本棚に並ぶ新書に視線を流してた。大阪京都ミシュランの本を手にとりペラペラ見てたらビブグルマンに以前一度行ったことある京都祇園の「歩兵」が掲載されていた。オレもいつかここに載りたい。素直に思うよ。亡くなった母を喜ばせたい。京都で店を出し、京都でミシュランは無理やけどビブグルマンなら狙える自信はガチである。今は正直ドン底やけど、今に見とけよと。
 
 都ホテルのバー。
 
火曜やからかとても静かな夜やった。
 
さあ、12月。
 
美味しい餃子を焼くことに専念する。