2017年9月7日木曜日

小旅行

ほんの少しの距離かもしれないが、やっぱり京都へ行くことは、よそ行きの気分になる。京都に着くと東寺の五重塔を見ると、あー京都に来たと感じるし、街ゆく外人さんも多いし、ローソンの看板の色も違う。なにより少し年配の方から聞こえる京都弁を聞くと「あー京都やなぁ」と、その京都弁が渋く思う。僕の神戸弁の「〜しとう」なんか、えーやん方言ランキング低いわ。
 
京都に行く前に、宇治にある「源氏の湯」という温泉で4時間たっぷり浸かる。ここの社長さんがお客さんやから、社長さんに「行ってきましたで」と、言って社長さんを喜ばすためだけに行くという豊臣秀吉みたいな事して。
 
京都には「居酒屋割烹楽庵」さんに行くのが目的。予約が6時半。4時すぎに着いたから、大好きな先輩のバッキー井上さんの「立ち飲み食堂大賀花」で一杯ひっかける。その前に錦市場にある小さな神社でお参りしておみくじ引いたら大吉。こうゆう時は、さすが泰三お前は持ってるぞ、と自らを奮い立たせるのが正しい。大賀花に着いてバッキーさんにメールしたら「すぐ行く」と返信。ほんならホンマにすぐ来てくれて乾杯。そやけど、楽庵さんの予約あるからバッキーさんに晩御飯終わったらとりあえず連絡しますわ。と軽めの約束して楽庵さんまで錦市場から烏丸まで歩いて行く。
 
楽庵さんの暖簾をくぐると大将が本当にデカイ声で「まいど!いらっしゃいませ!」と迎えてくれた。「古屋さん、こちらの席です」と、大将のフロントの特等席に案内してくれる。楽庵さんの旬のお刺身盛り合わせから始まり、おまかせのお料理をいただく。隣にいはったお客さんとも仲良くなれて、幸せだなぁ。大将と会話出来たのが一番の幸せ。本当に嬉しい。酒も腹もえー感じになりおあいそして烏丸の街に出た。すぐさまバッキーさんに電話して「どないです?」
 
「待ってますよ。きよし」
 
大賀花さんに、戻ったらバッキーさんのお店は満員で盛り上がってた。
 
なにを話したかは覚えてないが、覚えてるのは
 
「なあ、古屋くん。きつい旅のど真ん中やなぁ」
 
僕もこう言い返した。
 
「お前にわかるかい」
 
その瞬間、2人でハイタッチ。
 
あーたまらんわ。
 
バッキーさんのお店のすぐそばに新しく餃子屋さんが開業する。
 
ここが、シャッターおろしたら
 
ここで餃子屋したい。