2023年4月7日金曜日

さよなら野沢温泉

柄沢ゲレンデからリフト1本乗りそこから細い林道を通り抜ける。そしたら長坂ゴンドラに到着し10人乗りのでっかいゴンドラに乗れば山頂に着く。そこからもうひとつ山頂へ行くリフトもあるが、残された時間は3時間ほど。ガツガツ滑ってもし怪我でもしたら全てがオジャンだ。ゆっくり滑りレストハウスでビールでも飲み冬の終わりから春が始まろうとしている野沢温泉の景色を眺める。それでいい。なにも考えず、いやなんでもない事を考える1人哲学の時間を楽しむ。1人哲学。それに拍車をかけるビールを飲む。その時間を過ごすのは、いつもの昭和なあのレストハウスだ。ゆるいなだらかなコースを軽いカービングで速度を楽しみ、これはと感じる景色に出会えればポケットからカメラを取り出して写真を撮る。残された時間はないので僕はたくさんシャッターを切った。

真っ白な雪面に写る白樺の木陰。遠くに見える広大な妙高山。雲一つない青い空に細い白い雲の線がひかれていく。どこに向かっているかわからないがあれは飛行機雲だ。ありとあらゆるポイントがシャッターチャンス。そうやって滑るのが大好きだ。時計を見るともう11時。このままレストハウスで時間を過ごして12時半には下山しなければ。

パラダイスゲレンデにある「上の平山荘」ビールを注文した。自家製野沢菜がサービスでついてくる。楽しかった野沢温泉もこれにて終了。あとはリフト2本のり下山するのみ。しかし思ってた以上に楽しかった。天気も良く、怪我もなし。今回の1人野沢温泉の旅は最高やったなぁ。来てよかった。そんな想いでビールを飲んだ。時計を見る。もう時間がないぞ。レストハウスのおばちゃんにさよならを告げ「また、来年くるわな」

この後、最後に小さなドラマが待っていた。