朝、起きて梅湯に行き仕入れに酒屋や藤井大丸、高島屋、錦の漬物屋や鳥屋に行ってお店に着くのが1時過ぎ。それから仕込みして5時にオープンし、お客さんが帰るのが22時あたり。それからボチボチ後片付けを始め、23時あたりにまかない餃子を作りスタッフと夜食をビールや冷酒を飲みながら食べる。その後、スタッフは帰り後片付けを1人でやっていく。シャッター降ろすのが2.30あたり。つまり、お店に着いてから出るまで12時間、窓のない3坪のお店から一歩も出る事はない。たとえ仕事とはいえ正直つらい。外の天気はいっさいわからない。晴れなんか曇りなんか。どれだけ行列出来てるかも不明。それより窓がないのがつらい。だからこそ、休日に行く場所の最優先は「景色」
空が広くて、時間を忘れさせてくれる景色。
自然がいっぱいの山や海。
それだけで、リラックス度数はマックス振り切る。
先日、以前雑誌「コープステーション」で見つけた田舎の一軒屋フレンチがめっちゃよくて浴衣美人ともう一度、冬が来る前に行こうと話してたので一年ぶりに行ってきた。今、冬が来る前にと書いたら紙ふうせんのフレーズが曲とともにあらわれた。あの頃、日本は平和な時代だった。
田舎フレンチは、ハイウェイ乗ってSAで休憩して名前の知らない大きな川を渡り田んぼ道を抜け田舎の小学校を曲がるとそこに古い一軒屋がある。そこがフレンチだ。
窓から見えるのは、収穫の終えた田が広がりその先には低い山が連なる。こうやって、その静かな景色を見ていると、俺の職場の四条河原町が遥か遠くに感じる。それを感じるために、この田舎フレンチに来たのだ。
美味しいフレンチをいただき食後に甘いコーヒーと洒落たアイスクリームを食べてると、背の高いマダムがラブラドールを飼っていると言う。俺と浴衣美人がぜひ会いたいと伝えたら呼んできてくれた。俺は17年間ラブラドールと暮らした事があるから、めっちゃ嬉しい。久しぶりにラブラドールに触れる。やっぱりラブラドールは可愛いなぁ。ラブラドールの匂いもクンクンでき最高に楽しい。
お店を出た後、浴衣美人に「俺も田舎一軒屋で餃子焼いて暮らしたいと伝えたら「馬鹿もほどほどに」と釘を刺された。
一枚目 着ているカッターはユニクロで、はめてる時計は4000円のカシオ。
二枚目 大好きラブラドール。またいつかラブラドールと暮らしたい。