2022年3月15日火曜日

神戸の夜

もうすぐ万延も終わり飲食店にも春がやってくる。これはもう確実に忙しくなる。となると次の手をうたなければ。いろいろ考える。簡単に考えるのは通販で冷凍餃子の販路を始める方向と、もう一軒京都のどこかに作りたい。その第一歩として信用金庫に飛び込みで相談しに行った。いろいろ話を聞いてくれたら「それなら商工会議所にそんな窓口があるから、商工会議所会議所に行ってみれば」となり、その足で商工会議所に。
 
担当のスタッフが対応してくれ、俺の次の手のストーリーを伝えると、こうきた。
 
信用金庫から商工会議所にふってきたということは、信用金庫は社長さんにまだお金を貸さへんゆー意味です。むこうも金儲けですわ。ならどうすればいいか。先ずは売り上げを毎日記帳して、売り上げを伸ばして、納得出来る決算を作ってください。1年間、頑張ってください。いい数字さえ作れば大丈夫です。
 
よしよし、このアドバイスでこの1年間の方向性は決まった。売り上げを伸ばす事だけに専念しよう。この一点集中だけでいい。最近は忙しくお客さんを断ることも増えてきた。タイミングをみてバイトを探す事からはじめよう。まずはそこからだ。
 
1枚目 月曜日、金融機関に融資の相談をしに行き夕方までかかったのでお店を休んだ。ならばと4時ぐらいから大黒湯で銭湯でサウナ、電気、水風呂をカラダがカスカスかスカスカかわからんがカスカスまで攻めた。夕方の銭湯の天井から差し込む明かりが大好きだ。風呂上がりに銭湯を出てもまだ明るい。大黒湯の女将さんが「にーさん、おーきに」と言ってくれる。そんな京都暮らしに満足する。
 
2枚目 その夜、神戸に帰って神戸駅のBAR一宮さんのカクテルがたまらなく飲みたくなり電車に飛び乗る。9時までには着かないと。しかも腹ペコやった。三ノ宮で下車し、神戸時代によく行ったガード下の串カツ屋に行く。この三ノ宮のガード下も北側は洒落た味気のないリニューアルされたエリアだが南側は以前からの昭和が残されている。そこのひと串100円の串カツ屋。串カツ10本とアテとビールとハイボール。それにこの夜景はグッとくる。
 
3枚目 BAR一宮さんのダイリキ。母が一宮さんのダイリキを頼む際、一滴だけ赤いリキュールを落とすスタイルが定番だったので一宮さんが同じように作ってくれた。
 
4枚目 ベランダからの景色。マジで春が来た。冬の寒々とした海の色はなくなり海の青色までエネルギーを感じる。忙しくなるぞ。
 
5枚目 神戸なら塩屋の海だが京都なら鴨川の景色が日々の景色になる。京都の家も目の前が鴨川だ。水辺のある暮らし。
 
懐は寒いが、幸せやなと思うわ。