台風5号は関東のまだ東を通過するとの予報。その影響か京都の天気もやや下り坂。それでも今朝は豊臣秀吉の墓まで行く。ドッサリ発汗したい。往復1時間の軽い登山。500段の階段を登るとそこに豊臣秀吉の墓がある。そこを少し左に抜けると眼下には清水寺が見え長方形の緑の森が御所その見晴らしのいい場所と墓の間に少し大きな木がある。その木には無数の木の根が張っている。今までに、その根の上に何千もの参拝者の足が通り過ぎているが、しっかり生きている。
その根を見るたびに、いつも自分の人生や今後、俺に訪れるであろう苦難と重なり合せ、その根から学びや「生きる力」を頂いている。
その根は人に無数に踏まれても耐え、地下に広く根を張ることにより強い暴風が吹き荒れても木は倒れることを回避する。倒れないよう根を張るか、根を張ることにより木が倒れないのか。根を張る作業は地味な仕事であり莫大な時間がかかる。おそらく強い風に吹かれるから木も強くなると思う。
俺は、人生でまだ花は確実に咲いてない。まだ根を張ってる段階やとわかる。強い風に吹かれると強い男になる。
まだまだ辛抱。まだ辛抱。
そう思うと辛抱も根を張るのに必要やから、辛抱も苦と思わないように考えな。
だから、いつもこの根を見るたびに、いろんなことを考える。