2025年3月6日木曜日

その9 酒蔵へ

酒蔵に着いた。10年以上ぶり。女将さんと長男さんの奥さんが迎えてくれ奥の事務所のソファに座り談笑する。せっかくだからと日本酒をいただく。車で来ると飲めないからバスで来ましたと伝え朝から飲む。酒のアテは女将さんお手製の糠漬け。うちは酒屋だから糠はたくさんあるのと女将さん。瓜にキューリ、それにカブラ。本当に美味しかった。自然の味、日本の味。いーなぁ。雪国の酒蔵は。途中、会長も来てくれて本当に行ってよかった。俺なんか、たった10席しかない餃子屋やのに仲良く相手してくれてなぁ。

会長いわく、長く飽きのこない味を大切にしたいと。この言葉を聞くだけで、ここ戸狩まで来てよかった。この言葉、俺に言い聞かせる。この「味」というフレーズを「男」に変えてもいい。

日本酒と餃子。かっこいい。

11.54分に戸狩野沢温泉駅から長野行きの列車が来る。これを逃せば13時過ぎまで列車はないから会長に駅まで送ってくれた。

行ってよかった。