トレーニングはヒザを中心に胸とウデ。それからサウナでスッキリさして同級生のツレと三ノ宮のガード下の串カツ屋で飲む。しかし三ノ宮のカード下は雨やのに人があふれてた。あそこはえーなぁ。ツレとはいろいろ話しした。オッサン2人の未来のトークよ。
もう一軒いこか、となったがオレはツレに「頼みがあるねんけど、昔、オレが最初にやったとこで餃子屋してるやろ。あそこに行きたいねん。ついてきてくれや」
20年前に、右も左もわからんまま始めた餃子屋。ここから全てが始まって確か5年後に解約して手放した。その後直ぐに別の人が餃子屋始めた。外装の色もネオンもそのまま使って。あれから一度も行ってない。この前を通るたびに「あーなんで手放してしもたんやろ」と後悔する。まぁ人生は後悔してもしゃーないし、過去は過去。と、言い聞かせてる。
ツレは「かまへんで、行こう」となり、行ってみた。
行ってみて、二階に上がり餃子注文してキューリの漬けもん頼んでな。
ここを、離れたから見えた景色がある。
ここを、離れたから出会えた人がいる。
感情にひたっている時間は1秒もない。
目は前しか見えないのだ。