先日、京都の遊び人の洒落たおじさんが「あまり教えたくはないけどマスターにだけおせーたるわ」と、京都のカウンター7席だけの小さな焼鳥屋さんに行ってきた。もちろん予約はなかなか取られへん。しかし京都に流れる空気は大好きやなぁ。焼鳥屋さんの予約の1時間前に着いたのでその辺りを散策した。小さな神社があり、もうすぐ祭りがあるのだろう。境内には神輿が飾られ、小学生が描いた神社の祭りの絵が飾らせてた。聞けばこの神社の前の道には屋台がずらりと並ぶそうだ。いーなぁ。
焼鳥屋さんはもちろん抜群に美味しい。おまかせで焼いてもらう。しかし美味いお店はマスターやスタッフがどこも優しい。マスターは腰が低くバイトの女の子は明るく健康的。学びやな。
GW明けの火曜日、オリックス劇場に稲垣潤一のコンサートに行ってきた。稲垣潤一ゆーたら僕たち50代からしたら青春の思い出のワンシーンには必ず一曲はリフレインされてる人も多いはず。僕はロングバージョンやなぁ。コンサート行く前に此花区の石釜ピザ屋さんで石釜ピザ食べて、近くのスーパー銭湯でサッパリさせオリックス劇場へ。
さすが稲垣潤一のコンサートや。8割がアラヒィフの熟女や。みんなあの頃の思い出を大切にしているんやなぁ。僕はロングバージョンしか知らんけど。ロングバージョンは大好きでカラオケ行ったら必ず歌う。まあ、私はスーパー音痴やからほとんど歌のはずがお経やけどな。キーがあわへんねん。正直ゆーて、そもそもキーってなんやろ?
それでも、稲垣潤一は良かったし学びがあった。
稲垣潤一さんのライブは昔の曲ばかり。やからみんなが幸せになってた。あの頃と何一つ変わらず続けているリズム感。歌詞。ノリ。だからファンの方も安心して楽しめる。
だから、お前も目新しい情報や流行りのモードを追いかけるなと。そのまま信念持って続ける大切さが一番やぞと。お前にしかつくれないオリジナルを大切にしろよ、と稲垣潤一さんは教えてくれた。
コンサートの夜は雨やった。
雨の御堂筋。
雨の北新地。
アスファルトは、車のライトで濡れていた。
スナックで歌いたい。
稲垣潤一のロングバージョンを…