トウタ君がとりあえず1月末でバイトが終わる。その前に彼は車の免許を取ったのでぜひドライブに一緒に行きたいと。ならば行き先は俺にまかせろと、淡路島にした。人事部長も参加で。淡路島は郡家にある海を見ながらピザやパスタが食べれる若い子が喜ぶカフェレストラン。いずれトウタが女の子が出来たら連れて行く下見を兼ねたコースをセレクトした。洒落たデートコースが出来る男になって欲しい。男はそれだけで生きているのだ。
トウタはなかなかやりよるわ。トウタの車に乗ったら流れるサウンドはオール昭和歌謡やないか。シャ乱Qやドリカムや久保田利伸やゴダイゴが永遠に流れる。聞けはトウタも昭和歌謡が好きやと。なかなかこんな気配りは出来んわ。淡路島のピザカフェで、とりあえず今までありがとうの乾杯し、一日も早く帰ったこいと。ただ、若いうちは外の世界は絶対見たほうがいいからな。いつでも帰ってこいよと。それから垂水のお決まり「太平の湯」に連れて行きゆっくり休んで京都に帰った。彼とは年の差40ほど違うのに、こんな未熟なオッさん相手に仲良くしてくれ感謝してるが、世の中にはこんなオッさんも未来に向かって生きてる例を見れて社会勉強にはなってるやろ。いつまでも輝いてる俺でいたいし、それが彼に対しての礼儀やなと。負けないぞ。