帰宅して風呂に熱い湯を入れ湯船に身体を沈めた。京都の家の風呂は小さな湯船だが塩屋は足を伸ばせて広い。そんな事さえ幸せを感じる。風呂を上がりベットに入ったのが3時過ぎ。さあ、たっぷり寝るぞと眠剤とお水を枕元に置き、アイマスクをした瞬間寝てしまい、朝起きたらお水と眠剤がそのまま置いてあった。一度6.30に目覚めトイレに行き二度寝して再び起きたら10時。
少しゆっくりしよう。
先日、京都の人にこう言われた。「外人相手したら店、つぶれるで」と。今、俺の店は90%は外人で成り立っている。この現象は、いつの間にかこうなってしまっただけで俺はインバウンドを狙って手を打ったことは一切なく自然とこうなった。俺もこれは予想外だ。俺に忠告を与えた意見もよくわかる。外人が去ったらどないするねんと。
だが俺の答えはこうだ。
それはその時が、本当にきたらその時、考えよ。
それまでは、どんな人でも、どこの国籍だろうがとにかくわざわざあの小さな窓すらない狭い空間に来てくれた事に感謝して、美味い餃子を焼いて利益をもらい少しでも豊かな暮らしをしたい。もちろん、なんやたいした餃子とちゃうやないかと言われるのも百も承知。全員のハートを掴むなんてあるわけない。ただ何人かが美味いと思い、京都に来たいい思い出の一つになればいいなと思う。ただそれだけ。それに、今来てくれとお外人の99%はもう生涯会う事もない人に餃子を焼いている。だからこそちゃんと焼いて楽しい時間を過ごしてもらいたい。B級はB級のレベルで出来る限りのサービスをしたい。それに伴い冷酒もよく飲んでくれる。毎日のように酒屋に行き冷酒を買う。またこれが楽しい。俺自身冷酒、大好きだし。辛口だろうが旨口だろうが、そんな区切りではなく、俺が作る餃子と冷酒のコンビネーションを楽しんで欲しい。美味い冷酒に感謝だ。
そりゃ外人相手も疲れる。会話が英語オンリーやからストレスない事ない。疲れる。が、その反面外人のデカイオッパイも見れて、まあよしとなる。
2度とくる事ない人に一生懸命する。
それも定めと思う。