先週、先々週と休日は友達と遊んだので今日はゆっくりと京都郊外のスーパー銭湯で朝から夕方まで、全てを忘れて過ごしている。人生は8割がキツイ出来事があり2割が喜びだと自覚している。これはネガティヴではなく俺の場合に当てはめたらそうなのだ。もちろん中にはオールハッピーの人もいるし、9割アウトで1割が幸せもおる。5対5もおるわ。俺は8割ツラい。でも、2割は幸せを確実に感じる。昨夜も見知らぬ男性2名さんが来てくれたが、その2人は祇園の1人2万する聞いたこともないシークレットな高級中華のマネージャーとシェが来店し、これは美味いわと何度も言ってくれた。1人2万の料理人に美味いと言われたらそりゃ単純に嬉しい。こっちは500円の餃子。週末には西明石から、名古屋から、横浜から、静岡から、西脇からとわざわざ四条河原町まで来てくれた。半分お世辞とはわかっちゃーいるが1番美味しい餃子と言ってくれた。お世辞でもいい。ここは本気にしよう。なんのために京都に来たのか。味だけでは京都1番を目指している。
正直なところ、餃子の仕上がりもいい日もあれば、もう一歩足りないと感じる日もある。だからこそ、もっと成長しないと。餃子の味や焼き上がりにその時の自分の全てが現れるのだ。いい時も悪い時も。いや、俺からではなく時には餃子から俺にメッセージをくれる時もある。餃子からパワーをくれる時がある。お前、今日は助けたるわ、と。
部屋のベランダからの眺めが大好きだ。右手に七条大橋。正面やや左に清水寺。そして眼下に鴨川が流れてる。鴨川からは深夜になると街からの音が静かになり川の水のせせらぎが聞こえる。朝が来ると東山から太陽が昇るので部屋のカーテンをしっかり閉めないと朝日がダイレクトに当たるので、太陽に起こされる。四季を感じられる。もう少しで寒い京都の冬がやってくるのか。一年は早いなぁ。大好きな冬の前に売り上げが伸びて欲しい。
毎晩、仕事が終われば宮川町の大黒湯。おばちゃんとおじいちゃんが湯を沸かし掃除して運営している。後継者がいないのでいずれ閉店するだろう。俺に大金があれば跡を継ぎたい。暖簾をくぐると「おいでやす」帰る際は「おやすみやす」だ。いつしか俺も、おやすみやすと言えるようになった。おやすみやす、だ。
高校生の夏休みが始まる頃、野球部を引退した高校生がバイトしにきてくれた彼の名はトウタ君。トウタ君は素晴らしい向上心の持ち主で人として尊敬している。卒業後は独立リーグに行きプロ野球を目指す。ぎょうざの泰三なら単独一位指名でスカウトしたい。それほど仕事が出来る。人生初のバイトやのに。
神戸時代の散髪は、西明石にあるヤング理容の中学時代のツレにカットしてもらっていたが京都に来て、これまた尊敬出来る散髪屋さんに出会えた。京都駅地下にあるカットサロン「ウエダ」の永岩さんだ。永岩さんは18歳に九州から京都に来て理容師になり業界30年のベテランだ。月に1度、カットをお願いする。朝の9時に予約して約1時間ほどカット、髭剃りだ。散髪屋で贅沢にカットしている時、特に髭剃りタイムにはなぜかイタリアのマフィアの幹部の気分になる。たかが、そのへんの餃子屋のオッサンやのに。
余談、昨夜の大黒湯のサウナしてる時に足のストレッチをしていてキツく攻めすぎ尻の筋が損傷したようだ。痛い。
全治1か月とみた。