お店で外人さんが冷酒をよく飲んでくれて本当に嬉しい。お店はだいたい3回転するけど、その3回転目のお客さんは狭い廊下でアバウト2時間は待ってくれているから、僕は申し訳ないと思って、ほんの少しだが冷酒をグラスに入れてみんなで乾杯することがある。それは申し訳ない気持ちと冷酒の美味しさを味わって欲しいからだ。
その冷酒だが、僕はほんの少し甘口の冷酒が好きだ。メロン、ラムネ、白桃…そんな香りや口当たりの冷酒。それと餃子。楽しんで欲しい。
今日も家の近くの酒屋「タキモト」で3本買う。タキモトにはほぼ毎日買いに行く。
今週の火曜にスペインの女性からメールで予約が入ったから定休日やけど開けることにした。ぜひ日本に行ったらあなたの餃子が食べたいと。
60歳に近づくと、人との出会いは全て縁だと思うようになった。神がそうしてくれたと感じるように思う。だから見知らぬスペインからのメールを受け止めてお店を開ける事にした。来なくてもいい。
神は、とりあえず、いい道を与えてくれる。
それで、どの道を選ぶかはお前だ、と。